メルローの果汁分析

平成の最強台風と言われている台風21号が接近していますね。こちら勝沼でも観光ブドウ園が収穫を早めたりビニールハウスの補強などに追われていて昨日はざわついておりました。収穫前に雨が降るとブドウの皮が割れてしまったり病気やカビが発生することがあるので栽培としても心配です。

今日は果汁分析を行いました。果汁分析をすることで今年のブドウの状態や収穫の丁度良い頃合いが分かります。糖度が高ければ早めに収穫を、低ければもうすこし先に収穫をしよう、といった感じです。ブドウの粒を手で潰して果汁を絞り出して比重とphを計ります。

今回は契約農家さんのメルローを分析。搾った果汁の色はこんな感じです。

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同じメルローでも地域や標高、樹の年齢などによってこんなに色みが違います。もちろん糖度などの分析値も異なります。実際に飲んでみると果汁100%のブドウジュースなので甘いです(^^)

収穫中のブドウを食べてみたり、果汁を飲んでみたりして糖度や酸を舌で感じることも勉強です。ですが暑いときに飲むと炭酸で割りたいな~と思ってしまうのも事実です(笑)。

また更新しますよ~!以上、山下でした~!

2018、収穫スタート!

九月に入り、どのワイナリーもワインの仕込みで忙しくなってきました勝沼です。

前回の更新から・・・、のくだりはさておき・・・(笑)。

タイトルの通り、自社圃場の収穫が8/29に始まりました!

まずは白ブドウのシャルドネです。その様子を撮りましたのでご覧ください。

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自社圃場の旧屋敷畑にて。この様な感じで社員で一斉に収穫します。

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こちらが手入れ前のシャルドネ。黒いのが痛んだ粒でこれを取り除きます。

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手入れ後の房。この手入れバサミで一粒一粒腐れを抜いていきます。

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手入れをしたブドウは収穫箱へ。右のカートに座ってコロコロと移動します。

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一箱にブドウを10キロ入れます。箱の重さは1.5キロなので量りで11.5キロに合わせます。

今回収穫したシャルドネはスパークリング用。収穫した翌日に仕込みを行いました。

この収穫を目指して一年間ブドウを管理してきたのでとりあえず一安心ですが、醸造はこれから始まります!終わった様でまた始まります(笑)。

また更新します!以上、山下でした!