『北畑』カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫と仕込み。

急に暑くなったり、寒くなったり、温度変化の激しい日が続いています。
ワイナリーでは、今シーズンのトリとなる『北畑』カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫と仕込みが終わりました。
収穫は24~26日の3日間、仕込みは26日の午後に行いました。
北畑CS収穫風景
『北畑』カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫風景(朝)。
この日は最終日の26日。
前日の陽気がウソのように冷え冷えとした朝の空気でしたが、陽が上がってくるとポカポカと暑いくらいの陽気になりました。
北畑CS
『北畑』カベルネ・ソーヴィニヨン。
やはり晩腐病果がちらほら見られました。
手入れをしながらの収穫でした。
『北畑』CSコンテナー
収穫したブドウ。
最終的に約600kg収穫できました。
『北畑』CS仕込み
仕込みの様子。
いつものように除梗破砕後、もろみの中に混入した梗をザッと取り除いてタンクへ。
『北畑』CS果汁
果汁分析用にサンプリングした果汁。
果肉の残鎖などが沈殿し、液体部分と固形部分にキレイに分離しています。
サンプリングは仕込みがある度に行います。
この果汁から、収穫したブドウの糖度、酸度、pHなどを測定し、発酵管理に役立てます。
ちなみに、これは赤の果汁ですが、白ワイン醸造でこの固形部と液体部を分けることをデブルバージュと言います。

試験園プティ・ヴェルドー収穫&仕込み。

風が冷たくなってきました。
冬の気配を感じます。
今日とその前の2日間、試験園のプティ・ヴェルドーを収穫しました。
試験園プティ・ヴェルドー
収穫中の様子。
今年は秋に涼しい日が多かったためか、このプティ・ヴェルドーはなかなか酸の値が下がりませんでした。
そのため、収穫がいつもより遅めになりました。
収穫が遅い割に、果実が健全であったように思います。
試験園プティ・ヴェルドー果房
果房の様子。
やはり傘紙の効果は偉大です!
試験園プティ・ヴェルドー果房病果
病気(晩腐病)の果房の様子(ひどい方)。
列の隅にある果房は雨にさらされることが多いためか、このような病果が出やすいです。
ここでのブドウ栽培は、やはり『どう雨に対処するか』がネックだと再確認させられました。
収穫後はすぐ仕込み。
試験園プティ・ヴェルドー仕込み
仕込みの一場面。
プティ・ヴェルドーは梗が折れやすいので、除梗破砕したもろみの中に梗が混入してしまいます。
そこで、残ってしまった梗を出来るだけ手で取り除くようにしています。

甲州仕込み最終。

今日は甲州仕込みの最終日でした。
自社畑の収穫も『試験園』プティ・ヴェルドーと『北畑』カベルネ・ソーヴィニヨンのみになりました。
集合写真
『チーム丸藤』
今日の記念に集合写真。

自社管理畑『宮ノ下』の甲州収穫。

仕込みは後半戦に入り、忙しい毎日が続いています。
甲州の仕込みも数回ありました。
そして、自社管理畑『宮ノ下』の甲州の収穫も、仕込みの合間に行っています。
この『宮ノ下』畑は、元から甲州が植わっていました。
そこを今年から借りて栽培をしています。
社長の兄が甲州を栽培していますが、社員がで甲州を栽培するのは初めてでした。
どんな出来になるか期待半分、心配半分でしたが、結果は上々です!
『宮ノ下』甲州
畑の様子その1。
『宮ノ下』甲州2
畑の様子その2。
『宮ノ下』甲州3
収穫の様子。
ここで収穫された甲州は『甲州シュール・リー』の原料になります。