バトナージュ。
自社畑『北畑』のプティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニヨン、『試験園』のプティ・ヴェルドのマロラクティック醗酵がそろそろ終了しそうです。
これらのワインはタンク内でマロラクティック醗酵を行っているので、マロラクティック醗酵終了後にワインを樽へ入れていきます。
この時、細かい澱も一緒に樽へ移していきます。
自社畑『滝の前』と『試験園』のメルローは、樽内でマロラクティック醗酵を行いました。
そのまま樽熟成となるので、ワインは澱と一緒になっています。
これらの樽に入ったワインは、定期的にバトナージュを行います。
バトナージュは、ワインを攪拌することです。
攪拌することで、ワインに酸素をからませ、ワインが還元的になるのを防ぎます。
赤ワインでは、色素の固定にも役立ちます。
また、澱からの成分がワインに与えられます。
この成分はワインを酸化から守ったり、風味を与えてくれます。
樽内マロラクティック醗酵専用の樽置場。
冬場の低温を利用して酒石も落としていきます。
1回目の澱引きまでここで管理します。
さて、これは何でしょうか?
先端はプロペラのように回転可能です。
正解は、バトナージュを行う道具でした!
使い方は、次回バトナージュを行う際にお伝えします。