北畑カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫。


19~20日に、北畑のカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫しました。
収穫中は曇り空。
20日は雨まで降り、寒い収穫でした。
こんな日はお茶の時間のホットコーヒーが救いの神!
北CS
傘紙を掛けたおかげで、予想よりも健全な状態を保つことができたみたいです。
今年は本当に厳しい年です。
主な病気は、ベト病と晩腐病の2種類です。
ベト病は主に葉に被害を与え、光合成をおこなう葉を落葉させてしまうことが多いです。
2008年の甲州はこのパターンが多かったです。
今年2010年は、病気が果粒や軸の中に入ることが多かったです。
その結果的、収量低下につながり、多くのワイナリーで原料不足となっています。
ベト病
ベト病が軸に入ってしまった房。
房の下半分に養分が行かず、枯れてカサカサになってしまった。
晩腐病
こちらは晩腐病。
果粒にオレンジ色の斑点(病徴)が出ています。
そういえば、入社したての年、なぜ晩腐病果を仕込んではダメなのかという話になりました。
上司に『とりあえず食べてみれば分かる。』と、半ば強制的に食べさせられました。
百聞は一見にしかず。
相当不味かった。
収穫中、果房の中にこのような果粒を発見すると、ハサミでチョキチョキと取り除きます。
ワインの中には入れたくないですもんね。
病気ではありませんが、不受精の果粒も取り除きます。
アオ
写真中の緑色の小さい果粒。
特にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローは、『ピラジン』と呼ばれる香り物質を持っています。
この『ピラジン』は、ピーマンやベジタブル臭というように表現されます。
この香りはワインの香りを隠してしまうので、あまり歓迎されません。
熟した果実内では、日光に当たることで分解されます。
しかし、この不受精の果粒内では分解されないので、ハサミで取り除きます。
収穫は手間ひまかかります。


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