Category Archives: 醸造

艶めく赤い彗星

昨日は日本全国とても温かく、甲府でも最低気温が14.2℃と89年ぶりの更新とかニュースでやっておりました。私も外にいましたが、半袖で作業をしておりました。なぜかというと赤いアイツを洗車をしていたからです!皆さんは山梨県に来てこの赤いマシンをみたことがありますか?

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県外から来た人に「あの赤いイモムシみたいな乗り物何?」とかよく聞かれます。これは農薬を散布する機械です。その名もSS(エスエス)!SSとはスピードスプレーヤーの略。ネットで調べてみたら果樹畑のアイドル、なんていわれてるみたいです。勝沼の農家さん、観光ブドウ園、ワイナリーだいたい所有しています。

農薬は適切なタイミングで適量を撒かないと病気や害虫が発生してしまい、それを無くすためには更に多くの農薬を必要とします。なので病害虫の予防をする為には農薬散布は欠かせません。

そんなSSですが、乗車することが少なくなる年末に洗車を行います。今年もお世話になったから、という意味もありますが、パーツを外したり、よく見ることで構造の勉強や故障個所の発見になったりもします。洗車前のSSがコチラ。

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農薬を散布してそのままな状態。散布後に水で流せばここまで白くならないのですが(笑)

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後ろはこんな感じ。散布の際は後ろに付いている大きいファンを回します。

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洗車後はこのピカピカ具合!エクセレント!ワックスまで掛けちゃいました。

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艶めきがGOOD。新車の時はこんな感じだったのでしょう。

 

勝沼には「勝沼のポルシェ」と呼ばれているくらいピカピカにする方もいるそうです。丸藤だったら「藤井のフェラーリ」くらい言われてみたいものです(笑)皆さんも勝沼に遊びに来て赤いこの子を見つけたら「あ!SSだ!」と言いましょう!

また更新します!以上、やましたでした!

 

片付け

本日は雨のため、場内での作業でした
午前中はデラウェアのペティアンのデコルジュマンの作業
(瓶の口に集まったオリを零下のアルコールや液体窒素につけ、
凍らせ瓶内のガス圧で押し出す作業)
を行いました。
香り高く、上品に仕上がっていますので
発売を楽しみにしていてください!!
12頃の発売予定です
午後は備品の買い出しや
仕込みでお世話になった醸造機器を分解したり
汚れを取り、きれいにする作業でした
今年もよく働いてくれた機器たちに感謝です



これから畑では、雨よけのグレープガードの片づけや
来年に向けての畑や垣根の整備、剪定等行う予定です

甲州仕込み

みなさんお久しぶりです(-。-;
ようやく仕込みのピークを越え
ほんの少し余裕が出てきました
現在は主に勝沼町の甲州の仕込みがメインになっています
これはうちの看板商品のシュールリーになるものですので
よりいっそう気合が入ります!


搾汁の様子

旧屋敷シャルドネ仕込

本日は昨日収穫したシャルドネをさっそく仕込みました!!
朝礼後、すぐに準備を始め、準備が整い次第投入開始
写真はベルトコンベアーで除梗機に運ばれるシャルドネ達

除梗機に吸い込まれていくシャルドネ達

ここで果粒と梗(果粒がついている軸)が区別され
果粒のみ破砕され
圧搾機に送られていきます!!
またまたおまけ…
仕込み後シャルドネの収穫を終えた旧屋敷の摘心(枝の先端を切っていくこと)
を行っていたら見つけちゃいました
ハト?の子供2羽

まだ毛むくじゃらで顔なんてアホウドリみたいで
ちょっとブサイクですが…
元気に育ってください!!

ブラッククイーン仕込み

本日は梨北地区のブラッククイーンの仕込みでした
総量は約7t
最近夕立や、雨の日が多かったため病果がでていないか心配でしたが
例年と比較してもかなり良いブドウを頂きました
ブラッククイーンは1927に国内で誕生し
果皮が黒紫色でとても濃く、酸味が特徴
弊社ではブレンド用に重宝しているブドウの一つです

みんなで選果、病果、未熟果、葉などを取り除いていきます

明日はここに、酒母を入れ発酵させていきます

デラウェアペティヤン

最近涼しい日があったなぁと思えば、
台風の影響でまた暑い日差しが戻ってきましたね
畑の作業はほとんど草刈りと
べレゾン後の摘芯作業のみで、あとは収穫といった様子です
昨日、デラウェアのペティアン(微発泡ワイン)の瓶詰作業がありました
約700本前後の限定生産ですので
瓶詰は機械式ではなく手詰めの瓶詰機にて行いました

瓶内の圧力を測定する装置を取り付け
会社の地下にて発酵・熟成の時を待ちます

初仕込み

みなさん連日猛暑がつづいてバテてまんか?
私も少しバテぎみですが
葡萄はおかげさまで順調に成長しています
そして!!
明日はいよいよ今シーズン初仕込みです!!
朝スタッフと神主さんによる仕込み式があり
終わり次第デラウェアの仕込みになります!
本日は使う道具機械の最終洗浄や確認作業です
明日が楽しみです!

デゴルジュマン

先日、2011年物のエチュードのデコルジュマンを行いました。
エチュードは瓶内二次発酵のスパークリングワインです。
自園、旧屋敷のシャルドネを早めに収穫することによって
仕上がりのワインにバランスの良い酸を残しています。
樽発酵の後、4か月ほど樽熟成を行い、瓶内二次発酵用の
酵母を添加して瓶詰しました。
瓶内二次発酵の期間は14か月でした。
瓶内に残った澱を抜く作業をデコルジュマンと言いますが、
そのために、瓶の口を下にしてピュピトル(穴の開いた板)に立て
ルミアージュと呼ばれる瓶を回す作業を通して、
瓶の首から口の部分に澱を集めていきます。
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ピュピトル
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ピュピトルの内側から
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澱が瓶口に溜まってきました!
十分ワインが澄み、澱が溜まってきたら、ようやくデゴルジュです!
瓶を逆さにしてマイナス20℃ほどに冷やしたアルコールに
瓶口の部分を浸し、澱を凍らせ、一気に王冠を抜いて飛ばします。
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アルコールで澱を凍らせているところです
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澱が凍りました!
直ぐに酸化防止剤の亜硫酸を添加し、再び王冠で栓をします。
後はデゴルジュのショックを癒すために1か月程度置いて、
ラベルを貼り、リリースします。
発売は5月中旬以降となりますので、もう少々お待ちください!!
2011年のエチュードは、すっきりとした酸と肌理細かい泡が特徴で、
柑橘果実と繊細な蜂蜜の味わいに、樽由来のトースト香と
酵母由来のパンを思わせる香ばしい風味が魅力的なワインです。
リリース時には料理とのマリアージュを載せますので、お楽しみに♡

2011年ソーヴィニヨン・ブラン発売。

今日、山梨はあいにくのお天気ですが、東京では桜が開花したようです。
2011年ソーヴィニヨン・ブランが先日発売されました。
昨年は収穫量が少なかったため、354本の限定醸造となっています。
興味のある方はお早めに。
今日は3月最終日、ということは2011年度最終日です。
明日からは新年度。
また新しい気持ちで頑張っていきたいですね。
今日まで私、梅田が『ルバイヤート畑ブログ』を担当させて頂いていましたが、新年度より担当が変わることとなりました。
つたない文章にも関わらず、今まで多くの方々にご愛読頂き本当にありがとうございました。
これからも丸藤葡萄酒工業㈱と『ルバイヤート畑ブログ』をよろしくお願いいたします。

2010年エチュードのデゴルジュマン第2回目と2011年シュール・リーの発売。

今日は雨。
ここのところ、週末に天気が崩れることが多いです。
しかし、定期的に天気が変わるのは春が訪れている証拠でもあるようです。
4月も近づきつつある今日この頃、高知では桜が開花し始めたようです。
この冬はとても寒かったですが、桜の開花予想は例年よりも数日遅れるくらいらしいです。
でも桜の前に…
梅の蕾
会社の梅の蕾はやっとほころび始めたところです。
梅の花
見上げると、ちょっとだけ花が咲き始めていました。
1分咲きくらいでしょうか。
勝沼の梅の開花は例年よりも2~3週間ほど遅れているような気がします。
昨日は2010年エチュードの第2回目デゴルジュマンがありました。
デゴルジュマンは、スパークリングワインを造る作業の1つです。
瓶内2次発酵で生じた澱を瓶内から取り除きます。
2010年エチュード
前回と同様に約500本、無事に作業終了しました。
これからラベルを貼って、販売が始まります。
4月中に発売を開始する予定ですので、楽しみにしていてください!
さて、昨日はもう1つニュースがありました。
2011年甲州シュール・リー
2011年ルバイヤート甲州シュール・リーが発売になりました!
2010年ルバイヤート甲州シュール・リーはおかげさまで完売となりました。
ご愛飲ありがとうございました。
2011年もよろしくお願いいたします。

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