Category Archives: ブドウ

メルローの果汁分析

平成の最強台風と言われている台風21号が接近していますね。こちら勝沼でも観光ブドウ園が収穫を早めたりビニールハウスの補強などに追われていて昨日はざわついておりました。収穫前に雨が降るとブドウの皮が割れてしまったり病気やカビが発生することがあるので栽培としても心配です。

今日は果汁分析を行いました。果汁分析をすることで今年のブドウの状態や収穫の丁度良い頃合いが分かります。糖度が高ければ早めに収穫を、低ければもうすこし先に収穫をしよう、といった感じです。ブドウの粒を手で潰して果汁を絞り出して比重とphを計ります。

今回は契約農家さんのメルローを分析。搾った果汁の色はこんな感じです。

image77 image78

同じメルローでも地域や標高、樹の年齢などによってこんなに色みが違います。もちろん糖度などの分析値も異なります。実際に飲んでみると果汁100%のブドウジュースなので甘いです(^^)

収穫中のブドウを食べてみたり、果汁を飲んでみたりして糖度や酸を舌で感じることも勉強です。ですが暑いときに飲むと炭酸で割りたいな~と思ってしまうのも事実です(笑)。

また更新しますよ~!以上、山下でした~!

ヴェレーゾン

今年は平年より生育が7日前後早く進んでることからヴェレーゾンも早く始まりました!

写真は垣根のメルローです

DSC_0148

これは8月7日に撮影しました、日を追うごとに色が濃くなっていきます。
収穫は9月半ばを予定しております。

ご無沙汰しておりましたm(__)m

久しぶりの更新です

すでに季節は初夏となり、発芽~新梢の生長~開花・結実~果実肥大とぶどうは着実に育っております!
現在の畑はこんな感じです

これは滝の前メルローです

DSC_0112

こちらは試験園ソーヴィニヨンブランです

DSC_0110

どの品種も今のところ順調に生育してます!

生食用ブドウ

昨日のデラウェアの初仕込みも無事に終え
次のデラウェアの集荷やら仕込みやらで、いよいよ忙しくなってきます
今年はブドウの出来がとても良いので楽しみです!
本日は醸造用ブドウのことではなく
生食用ぶどうのことを少し書きたいと思います
弊社では生食用ブドウの栽培は行っていないのですが
醸造場の隣にある社長のお兄さんの畑では
生食用のブドウが栽培されています
たとえば下の写真ような
藤稔(ふじみのり)

甲斐路(かいじ)

ロザリオ?

etc…..
とてもおいしそうですね!!
生食用ブドウも
今年は例年に比べ一週間ほど早く出荷されています
町内の観光農園さんもほとんどOPENし、いつでもお客様をお迎えできる状態です
今年は特に甘く香り豊かで濃厚なブドウですので
このお盆休みを利用して山梨でぶどう狩りなんてどうですか?
もちろんそのあとは…ぜひ!ワイナリーにもお立ち寄りください!

開花

昨日関東甲信地方が梅雨入りと発表がありました
連日の晴天で乾燥しており、新梢や雑草の成長もやや抑えられていたのですが
梅雨入りしてこれからグンと成長していきそうです!
畑では早い品種ですでに開花が終わり果粒が大きくなってきているものもあります
写真は甲州の開花の様子

こちらはデラウェア、甲州よりも香りが強いように思います

ブドウ

GWもあけ気温がぐんぐんと上昇してきました!
畑のブドウの様子は先日書いた記事よりも、少し成長したかんじです
本日はちいさな果房の写真をいろいろ撮ってみました!
房はどこに成るの?ってよく質問されるのですが、
だいたい下から2~4枚目の葉っぱの節の反対側に成ります
1枚目…シャルドネ

一個一個がやや大きくなっていますがこれはまだ実になるわけではありません
このキャップが取れ開花して、そのめしべの根元が実に成長していきます
2枚目…メルロー

白い産毛のようなものにまだ包まれています
3枚目…プティヴェルド

産毛は取れていますが、シャルドネほど大きくはないですね
4枚目…ソーヴィニヨンブラン

二股に分かれていますが、小さい方は肩と呼ばれ後々落として整房していきます
このように比べてみると、それぞれ成長段階が異なるので面白いですね

シャルドネ剪定開始

昨日の勝沼の最高気温は3.6℃
非常に寒かったです
雪がまだ残る中、
昨日より古屋敷のシャルドネ剪定を始めました
すっかり葉が落ち、丸裸になった枝を
今年のシーズンに向けて剪定していきます

長梢剪定=1シーズン前の枝を左右に寝かせて節から出てきた芽を
          まっすぐ伸ばして垣根仕立てにする方法です
写真は剪定前のもので、枝がたくさん残っています

この樹の場合
昨年の剪定で、寝かせた枝が固定する針金よりも上にきています
こうなってしまうと、寝かせる時にとても折れやすいので
本来はもう少し下から出た枝を寝かせた方が、折れるリスクが減るので
枝を探していきます!
少し下に、昨年残した短梢(1~2芽残して短く切る方法)から
ちょうど2本生えているのがありました
この2本を残して、それより上を切ってしまいます

太い幹を切った後は木工用ボンドを付け
切り口が乾燥し枯れたり、凍害が起こるのを防ぎます
残るは、枝を左右に曲げていく作業ですが
この時期は枝も凍熟に入り、乾燥し折れやすいので
春になり幹が水を吸い上げ始め
枝が柔らかくなり、折れにくくなるのを待って
この2本を曲げていきます
本日の作業はここまで!

甲州の山

会社が甲州に占拠されました!
あちらこちらに収穫された甲州の入った箱が…
大村農園の甲州や農協の甲州が続々と集まってきて
あすから三日連続で甲州の仕込みになります
会社の正面入り口

実はカメラに収まりきれなくて
周りにもあるんです
仕込み場の甲州

小山見たいですね
今年はどの農家さんも例年よりも収穫量が多く、糖度が高く
ワインも期待できそうです!
自園の甲州は来週くらいに収穫予定です

プティヴェルドー収穫

皆さんお久しぶりです
気候もあの暑かった夏から急に冷え込んで
すっかり秋になりましたね
さてしばらく更新していなかったので
今どのような状況かと言いますと
シャルドネやソーヴィニヨンブランはすでに発酵が終わり
樽内で熟成中です
赤系の葡萄に関しては
マスカットベーリーAはすべて仕込み終わり
一部がまだ発酵中で
残りは樽やタンクで貯蔵されています
メルローは自園のものは樽で熟成中
塩尻のものは今日全てが仕込み終わり
明日酒母を入れ、最後の発酵が始まります
現在は自園の畑のプティヴェルドーを収穫し、畑ごとに仕込んでいる最中です
写真は自園の北畑のプティヴェルドー
今年は日差しが強く、やや果粒の日焼けが目立ちましたが
葉っぱをほとんど落とさず、なんとか被害を最小限に抑えられたと思います
このプティヴェルドーという品種は
フランスのボルドーなどで、
色と酸味を補助する目的で
数%だけ入れられる補助葡萄ですが
弊社ではこのプティヴェルドーで100%仕込んだワインを醸造しています
紫掛かった黒い色合いで、味わいもスパイシー、かつ口当たりが柔らかく非常に面白い品種だと思います
また、ドメーヌ・ルバイヤートにも数%入っていますので
今度裏ラベルを確認してみてくださいね!



さてこれからの予定ですが
勝沼町産の甲州が続々と入ってきて仕込みの佳境を迎えます
平行して自園の試験園のプティヴェルドーを収穫、仕込み
さらに自園のカベルネ・ソーヴィニヨンや甲斐ノワール、甲州
まだまだ忙しい日々が続きそうです…が
皆さんに美味しいワインを飲んでいただきたいので頑張ります!!

ソーヴィニヨンブラン収穫


先週末に、ソーヴィニヨンブランの収穫と仕込みを行いました!

ソーヴィニヨンブランは握り易く、
雨が多いと、果粒が張ってむちむちになり
果粒が押し合い、つぶれて
そこから病気になりがちですが
今年は雨が少なく病気もほとんどなく
収穫量は例年に比べ大分多くなりました!
お陰さまで、いつも早々と完売になってしまうのですが
今回はより多くの皆様に飲んで頂けると思います!
仕込みでは、ソーヴィニヨンブランの高い香りを損ねない様に
窒素ガスを使い空気と出来るだけ接触させず
葡萄の果皮に含まれる成分を抽出し、
品種の特徴を引き出すために
スキンコンタクトを行いました
出来上がるのを楽しみにしていてくださいね!

« Older Entries