植物防疫所。

1月某日、フランスから輸入した苗木を引き取るため、『横浜植物防疫所大和圃場』へ行ってきました。
このような施設に見学に行く機会は滅多にないので、興味津々行ってきました。
植防
海外から植物を輸入する場合、必ず検疫を受けなければなりません。
まだ日本にはいない虫や病気が国外には生息しています。
これらが国内に侵入すると、病害虫の天敵や、また植物自身に耐性がないために、
病害虫が大繁殖などして、国内の農作物や生態系に大きな影響を与える可能性があります。
このような被害を未然に防ぐため、検疫や防疫所で検査を受けます。
そして検査に合格したものだけが国内に輸入できます。
ブドウ苗の場合は約1年間、隔離栽培がおこなわれます。
この期間内に病徴が出ないかチェックを受けます。
隔離栽培
隔離栽培中の輸入苗。
ガラス温室内で、1本1本ポット栽培されていました。
苗
めでたく合格になった苗は、
苗2
ポットから引き抜いて土を落とし、
苗束
品種、クローンごとに束ねて、山梨の新しいお家へお持ち帰り。
残念ながら不合格になってしまった苗たちは・・・
焼却処分されてしまうそうです。
(土も滅菌!)
遥々海を越えてやってきたのに無念。
今回の合格率は約70%。
フランスの苗屋さんも病気のないものを生産しているのに、意外と不合格になるんだなぁ。
日本の検疫は精度が高いのかもしれない。

2009年 シャルドネスパークリング経過速報。

日中はポカポカと暖かくなってきました。
お昼のラジオでは梅の花の話題が多くなったように感じます。
春もだんだんと近づいてきていますね。
今日は2009年シャルドネスパークリングワインの2次発酵を仕掛けました。
低アルコールで発酵させ、古樽で熟成させていた2009年のシャルドネワイン。
このワインを澱引きし、2次発酵用の酵母を添加して、ビン詰めを行いました。
チームワーク
全体図はこんな感じ。
手詰め
泡用のビンはいつものビンよりも太いので、普段のビン詰めラインが使えず、
今回は手詰めの作業となりました。
打栓
社長自ら打栓を担当。
熟練の技が光ります!
貯蔵庫
こうして、約840本のワインがビン詰めされました。
ワインは地下貯蔵庫でビン内2次発酵・熟成されます。
無事に2次発酵が進みますように!
今回の澱を抜く半年後が楽しみです。

雪。

改めまして、新年明けましておめでとうございます。
今年はワイナリー創立120周年。
現在、ワイナリーでは記念ワインや記念イベントの準備をしています。
畑では、そろそろ冬の一大イベント、剪定が始まります。
葉はすっかり落ちて、寂しい風景です。
今日はワイヤーのホックやバインド線を外すなど、剪定前の準備をしていました。
剪定前旧屋敷
ところが、お昼前から雪が降り始め、作業は中断です。
2時間ばかりですっかり雪景色になりました。
雪景色

明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。
昨年、この『ルバイヤート畑便り』がスタートしました。
つたない文章と不定期な更新にもかかわらず、
多くの方に応援して頂き、本当にありがとうございました。
2010年は丸藤創立120周年の記念イヤーです。
120年間営業を続けられるのも、偏にお客さまのお陰です。
美味しいワインをお届け出来るよう、これからも頑張っていきたいと思います。
2010年がみなさまにとって良い年となりますように!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年賀状