デゴルジュマン
先日、2011年物のエチュードのデコルジュマンを行いました。
エチュードは瓶内二次発酵のスパークリングワインです。
自園、旧屋敷のシャルドネを早めに収穫することによって
仕上がりのワインにバランスの良い酸を残しています。
樽発酵の後、4か月ほど樽熟成を行い、瓶内二次発酵用の
酵母を添加して瓶詰しました。
瓶内二次発酵の期間は14か月でした。
瓶内に残った澱を抜く作業をデコルジュマンと言いますが、
そのために、瓶の口を下にしてピュピトル(穴の開いた板)に立て
ルミアージュと呼ばれる瓶を回す作業を通して、
瓶の首から口の部分に澱を集めていきます。
ピュピトル
ピュピトルの内側から
澱が瓶口に溜まってきました!
十分ワインが澄み、澱が溜まってきたら、ようやくデゴルジュです!
瓶を逆さにしてマイナス20℃ほどに冷やしたアルコールに
瓶口の部分を浸し、澱を凍らせ、一気に王冠を抜いて飛ばします。
アルコールで澱を凍らせているところです
澱が凍りました!
直ぐに酸化防止剤の亜硫酸を添加し、再び王冠で栓をします。
後はデゴルジュのショックを癒すために1か月程度置いて、
ラベルを貼り、リリースします。
発売は5月中旬以降となりますので、もう少々お待ちください!!
2011年のエチュードは、すっきりとした酸と肌理細かい泡が特徴で、
柑橘果実と繊細な蜂蜜の味わいに、樽由来のトースト香と
酵母由来のパンを思わせる香ばしい風味が魅力的なワインです。
リリース時には料理とのマリアージュを載せますので、お楽しみに♡