Monthly Archives: 10月 2010

北畑カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫。

19~20日に、北畑のカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫しました。
収穫中は曇り空。
20日は雨まで降り、寒い収穫でした。
こんな日はお茶の時間のホットコーヒーが救いの神!
北CS
傘紙を掛けたおかげで、予想よりも健全な状態を保つことができたみたいです。
今年は本当に厳しい年です。
主な病気は、ベト病と晩腐病の2種類です。
ベト病は主に葉に被害を与え、光合成をおこなう葉を落葉させてしまうことが多いです。
2008年の甲州はこのパターンが多かったです。
今年2010年は、病気が果粒や軸の中に入ることが多かったです。
その結果的、収量低下につながり、多くのワイナリーで原料不足となっています。
ベト病
ベト病が軸に入ってしまった房。
房の下半分に養分が行かず、枯れてカサカサになってしまった。
晩腐病
こちらは晩腐病。
果粒にオレンジ色の斑点(病徴)が出ています。
そういえば、入社したての年、なぜ晩腐病果を仕込んではダメなのかという話になりました。
上司に『とりあえず食べてみれば分かる。』と、半ば強制的に食べさせられました。
百聞は一見にしかず。
相当不味かった。
収穫中、果房の中にこのような果粒を発見すると、ハサミでチョキチョキと取り除きます。
ワインの中には入れたくないですもんね。
病気ではありませんが、不受精の果粒も取り除きます。
アオ
写真中の緑色の小さい果粒。
特にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローは、『ピラジン』と呼ばれる香り物質を持っています。
この『ピラジン』は、ピーマンやベジタブル臭というように表現されます。
この香りはワインの香りを隠してしまうので、あまり歓迎されません。
熟した果実内では、日光に当たることで分解されます。
しかし、この不受精の果粒内では分解されないので、ハサミで取り除きます。
収穫は手間ひまかかります。

‘09シャルドネスパークリングの発売準備。

仕込みも一段落。
毎年のことですが、過ぎてみると早いものです。
気が付くと、日が落ちるのが本当に早くなりました。
会社のまわりではブドウ畑の葉っぱの色が少しずつ変わってきました。
11月は、新酒まつりやワインツーリズムなど、イベントが目白押しです。
そして12月もX’masなどありますね。
そんなイベントシーズンに向けて、現在‘09シャルドネスパークリングの発売準備を進めています。
昨年の年末に瓶内2次発酵に向けて瓶詰めを行いました。
覚えていらっしゃるでしょうか?
その瓶詰めされたワインたちも、2次発酵を終えました。
そして現在こんな感じです↓
ピュピトル
専用の板にビンを立て、2次発酵で活躍し役目を終えた酵母たちを瓶口に集める作業をしています。
1日に1回、少し瓶を回して、瓶内のオリを集めていきます。
瓶内のオリが集まるまで約2週間~1カ月ほどかかります。

今年最後の甲州仕込み(予定)。

今日は午後から北畑のカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫していました。
空は曇り空。
だんだんと風も吹き始めて寒かったです。
ちょっと晩秋を感じました。
そんな今日の午前中は、今年最後の甲州の仕込み。
記念に写真を撮りました。
甲州仕込み1
曇り空の下、今年最後の甲州仕込み。
甲州選果台
選果台を通して、腐敗果(特に晩腐病果)を取り除いていきます。
時々、クモやらカメムシやらがいます。
甲州除梗破砕
その後、除梗破砕機へ。
そして、プレス機に送られ、果汁をギュッと搾ります。
美味しいワインにな~れ!

久々の更新。

みなさま、お久しぶりです。
お元気ですか?
仕込みシーズンもほぼ終わり、ワイナリーも徐々に落ち着きつつあります。
というわけで、久々のブログ更新。
明日は最後の甲州の仕込み。
自社畑のブドウ収穫&仕込みは、『北畑』のカベルネ・ソーヴィニヨンを残すのみとなりました。
今年はベト病の影響で、ブドウがどこも不足しているみたいです。
さらに、猛暑の影響で酸が落ち、pHが上がり、晩腐病に追い打ちをかけられた年でした。
新聞にも『“畑に行きたくない”と嘆く農家』というような記事が載っていました。
昨年が良い年だっただけに、比較してしまうと今年は大変な年です。
自社畑では、シャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンがベト病にやられ気味でした。
メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンは、猛暑の影響で色の乗りが・・・。
そんな中、ソーヴィニヨン・ブランはほとんど無傷。
不思議です。
花が咲く時期が遅いからかなぁと話していました。
さてさて、これからは新酒リリースに向けての瓶詰め等々で忙しくなります。